▽この記事では下記のことが分かります
✅資格の取得が「安心」につながる
✅実務経験や他資格と外労士をかけ算する
✅直前対策講座をフル活用した学習法
ーまずは、ご職業を教えてください。
名古屋にあるフルーツ商社の人事を担当しています。弊社では、カットフルーツの製造工場で働く外国人材の人数を徐々に増やしており、今では数十名に達しています。彼らが今後もトラブルなく快適に過ごせるような環境づくりをすべく、外労士を受験しました。
ー外国人材の人事をご担当されているのですね。すでにある程度の知識をお持ちだったかと思うのですが、なぜ外労士の受験を決断したのでしょうか。
決して少なくない数の外国人材を雇用している企業ですので、関連法令や制度を正確に理解していなければいけません。情報収集や関連法令の勉強はしてはいましたが、それを対外的に示すためには資格の取得が効果的だと思いました。また、⾃⾝のキャリアに法的実務の信頼性が加えることで、専⾨領域を体系的に裏付けたいと思ったことも受験理由の⼀つです。
ー「企業にとっての大きな安心材料になる」ということですが、具体的にはどのような効果があるでしょうか。
外国人材を雇用するためには、通常の労働法令に加えて「入管法」という特殊な知識が必要になりますよね。一般的な人事担当者は入管法の知識を持っていないケースがほとんどだと思われますが、労働法令と入管法の両方の知識をもった専門家が社内にいるだけで、企業は強い安心感を持つことができます。また、その安心感は企業が採用を拡大していく際の大きなアドバンテージになると思います。
さらに、社内に入管法の専門家がいることは、外国人材の安心感にもつながると考えました。実際に私も、社内の外国人材から「もっと長く滞在するためにはどうしたらよいか」「クリアすべき条件は何か」など、在留資格に関する相談を受けることがあります。いつでも専門家に相談できる環境がもたらす安心感は、従業員の定着にも繋がっていくだろうと思います。
ーおっしゃる通りですね。
ーご自身のキャリアの面からみたときに、外労士の取得はどのような効果がありましたか。
実は外労士を取得する前から、自分の仕事のキャリアの支えになりそうな資格には積極的に挑戦していました。国家資格で言うと、キャリアコンサルタント、第一種衛生管理者、登録日本語教員。民間資格で言うと、EAPメンタルヘルスカウンセラー(eMC)認定などを取得しています。今回の外労士を取得したことで、一気通貫して自分のキャリアの軸が出来上がったかなと感じています。
ー登録日本語教員も取得されているんですね!採用企業に日本語教師がいるというケースは非常にめずらしいような気がします。
そうですね。自分で言うのもなんですけど、なかなか一人でここまでカバーしている人事は多くないんじゃないかと思います(笑)。弊社で雇っている外国人材の中には〈技能実習〉の方もいるのですが、将来、彼らが日本での生活を継続していきたいと希望した場合に日本語能力が必須になってきます。弊社をキャリア形成の場に選んでもらったからには、彼らのそういったニーズにも支援の幅を広げたいと思い日本語教師を取得しました。多文化組織の中で全ての人が安心して働くことができる仕組みを作りたいので、今後も積極的に学ぼうと思っています。
ー大変お忙しい中での受験だったかと思いますが、試験対策はどのようにされましたか。
私の場合は、直前対策講座を軸に学習を進めました。初めから公認テキストを読んで理解しようとするよりも、直前対策講座の動画をみてから公認テキストで確認するという順番で学習する方が定着しやすかったです。内容が概ね理解できるようになったら、自分の業務と照らし合わせながら問題意識を持って勉強を進め、理解を深めました。最終的には知識の点と点が線でつながったような、体系的な理解を得たうえで試験に臨むことができたと思います。正直、公認テキストだけで全部理解しようとしてたら心が折れていたかもしれません。
ー試験当日の様子はいかがでしたか。
オンライン試験を受けた経験が少なかったこともあり、正直不安でした。オフラインの試験だと試験監督が「開始!」とか「終了!」とか「あと10分です!」とか、声をかけてくれるじゃないですか。オンライン試験では、そういった音声の情報が全くないので不安がありました。「確かになんか画面は切り替わって問題が出てきているけど、もう始めていいのかな…」みたいな。問題の内容は、各制度の背景や因果関係が分かってないと選択肢を絞り切れないような問題も見受けられたと思います。問題文や選択肢の文字数も多かったので、そういった意味でも試験中は不安でした。
外労士の資格を単体で活用するというよりは、その他の関連資格や経験・スキルとかけ算をすることによって、唯一無二の立場を確立していきたいです。私の場合は、人事のキャリアと外労士をかけ算することで、外国人材を一気通貫で多面的にサポートできると考えています。私と出会った方の人生の選択肢を広げられるような人事になれるよう、今後も学びを継続していきたいと思っています。
鶴見様、貴重なお話をありがとうございました。
自社スタッフが安心して働ける環境をつくるために、知識のアップデートを続ける鶴見様。人と組織の成長を多文化・多面的に支える専門家として、今後のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
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〒456-0072名古屋市熱田区川並町3-2
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