現在は「高度外国人材即戦力化&定着支援コンサルタント」として、外国人の方に向けてビジネス日本語や日常でのコミュニケーションのトレーニング、キャリアに関するご相談を行っています。主な仕事は企業研修ですが、経営者や人事担当、現場の管理職の方々に対して、外国人材を受け入れる前の準備段階からサポートすることもあります。外国人の方が日本企業に定着するためには、本人が日本の働き方に慣れるだけでなく、企業側も評価制度や就業ルール、社員の意識などを整える必要があります。伝わりやすい「ニホンゴ」を企業側が身につけることも大切です。そういった準備について、企業の方々にお話しする機会も多いです。また、2022年度に続き、2023年度もJETROの「高度外国人材活躍推進プラットフォーム事業」にて、スペシャリストとしての業務を担当しました。登録企業の皆さまには、セミナーや個別相談を通じて、こうした内容をお伝えしています。
外国人との共生をテーマにしたコミュニティで、公認テキストブックの著者でもある阿久津さんから『外労士』を紹介していただいたのがきっかけです。公認テキストは、外国人雇用に関する幅広い知識がまとめられていて、とても良い教材だと思いました。外国人雇用というと、入管法や採用の話題に目が行きがちですが、『外労士』では入社後の人事制度や労務・法務までしっかりカバーされていたのが印象的でした。「採用」だけでなく「定着」まで見据えた知識を身につけたいと思い、受験を決めました。
英語・中国語の教員免許、日本語教育能力検定、宅地建物取引士(宅建)、キャリアコンサルタントなどの資格を持っています。宅建は、以前ゼネコンで都市開発の仕事をしていたときに取得しました。その仕事を通じて、浜松で外国人留学生の生活や進路について知るようになりました。その後、自分自身も中国に留学し、異国での生活や文化の違いを実体験しました。そうした経験を生かして日本語教育に関わり、現在の「高度外国人材即戦力化&定着支援コンサルタント」としての活動を始めました。さらに国家資格であるキャリアコンサルタントも取得し、知識を深めるために『外労士』にもチャレンジしました。今までの経験や他の資格で得た知識の積み重ねが、『外労士』合格の後押しになったと思います。もし全く知識がない状態で受けていたら、もっと時間がかかったかもしれません。
そうは言っても、普段の仕事で人事や入管法に直接関わることはあまりなかったので、その分は苦労しました。ただ、公認テキストブックはどこから読んでも理解できる構成になっていて、自分の苦手な部分から学べたのが助かりました。特に「入管法」の章では、同じことが何度も丁寧に説明されていて、繰り返し読むことで理解が深まりました。
まずは公認テキストブックをしっかり読んで内容を理解することに集中しました。そのほかには、『直前対策講座』を受講したり、外国人雇用協議会で定期的に行われている長岡先生のウェビナーを視聴したりして、知識をさらに定着させました。
実際のサンプル問題を使った講座だったので、本番の試験の雰囲気や難易度をつかむのにとても役立ちました。一番心配していたのは「問題文を時間内に全部読み切れるかどうか」だったので、自分が1問にどのくらい時間をかけるか事前に確認できたのはよかったです。実際の試験でも、講座で見た問題に似たものが出ていた感覚があり、受講しておいて本当に良かったと思います。
『直前対策講座』で使ったサンプル問題は10問でしたが、本試験は80問あります。過去問や模試が公開されていないので、どのようなペースで進めればよいか事前に計画を立てづらかったのが正直なところです。私は、試験中に残り時間と問題数を確認しながらペース配分を調整しました。結果的に、試験終了の15分前には全問解き終わりました。ただ、人によっては時間が余る方もいます。中小企業診断士の方などは「けっこう余裕があった」と話されていました。普段から外国人雇用に関わっている方は、自然と対応力が身についているのだと思います。
はい。他の試験でもオンライン受験の経験がありましたので、特に問題なく受験できました。
合格後に改めて学び直せたことが、とても良い経験になりました。やはり、何度も繰り返し学ぶことで理解が深まりますよね。忙しいと、自分からテキストを読み返したり動画を見たりするのはなかなか難しいので、こういった「登録講習」という形で学びの機会をもらえるのは本当にありがたいです。杉田先生や長岡先生の講義は、ご自身の姿勢がはっきりしていて、知識だけでなく気づきも多かったです。
SNSなどで『外労士』を取得したことを発信したところ、「そんな資格があるんだ」「しかも第1回目なんだ!」といった反響が多くありました。肩書としては以前と変わらないのですが、『外労士』を名乗るようになってから、認知度が上がったと実感しています。また、メインの仕事とは別に、外国人材の「採用」に関する相談を受けることも多く、「採用に関するご相談もお受けしていますよ」という意思表示としても活用できています。実際に外国人材の紹介を依頼されることも増えました。
外国人材がしっかりと日本企業に定着していくことは、企業のブランド価
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