【合格者インタビュー】ベトナムのIT人材を雇用するエボルテック株式会社の白井様にお話を伺いました。

2023-04-10


今回、第1回試験で『外労士』に合格された白井義人様にご協力いただき、

『外労士』の受験に至った経緯や受験対策の方法、お仕事での活用状況についてインタビューしました。


・白井様のお仕事についてお聞かせください。

 私たちエボルテック株式会社では、主に2つの仕事をしています。1つ目はプログラミングなどのIT関連業務を中心とした「ソフトウェア」のお仕事、2つ目は機械製造のものづくりを中心とした「ハードウェア」のお仕事です。私が主に担当しているのは、「ソフトウェア」に係わる営業です。

 

・『外労士』を受験していただいた経緯を教えてください。

 仕事をするうえで人材の確保は重要になります。ただ日本は少子化が進み「日本で人が集まらない」という問題が深刻化しております。弊社でも人材の確保が難しくなってきました。それらを解決するために外国人材に目を向けました。そしてベトナムの方とお仕事をする機会が増えました。そうした状況で、弊社の役員が『外労士』公認テキストブックの執筆者の一人でもある阿久津様から『外労士』を紹介いただき、弊社でも更にグローバルに事業を展開させていきたいという思いもありましたので、今回受験に至りました。

 

・日常的に外国人雇用に係わる業務にあたられているということで、基礎知識は十分お持ちの上で、知識の裏付けを目的とした受験だったのでしょうか。

学習をスタートする時点で弊社では既に外国人材の雇用を進めていましたので、会社としては「基礎知識を持っている」という立場での受験でした。しかし、営業業務を担当している私自身は、雇用までの大まかな流れは知っているものの、具体的な手続きや法制度の知識はほとんど持っていませんでした。

 

・外国人雇用の基礎知識がない状態での受験だったとのことですが、試験対策としてはどういったことを行いましたか。

 基本的には公認テキストブックの読み込みを行いました。その他に、公式ウェブサイトで公開されているサンプル問題を見て、自分なりに傾向を分析し、対策を立てて試験に備えました。

 

・勉強時間としては、大体どの程度かかりましたか。

 5060時間程度だと思います。私の場合は平日の仕事終わりに勉強時間を確保することが難しかったので、週末の2日間が勉強日でした。178時間を確保していましたので週1416時間は勉強していました。


・『外労士』は幅広い領域を出題範囲としていますが、特に苦戦した領域やテーマはありましたか。

 ほとんど知識がない状態での受験だったので、公認テキストブックにあるすべての章の内容が難しく感じました。特に法律用語には馴染みがなく、苦戦しましたね。そういった弱点の対策として、専門用語をノートにまとめ、自分なりの単語帳を作り活用していました。公認テキストブックでは同じ用語が複数の章で繰り返し登場するので、単語帳があることで1ページ1ページをしっかりと理解しながら進めることができたと思います。

 

・直前対策講座は受講されましたか。

 受講しました。直前対策講座ではサンプル問題を用いた解説が行われたのですが、実際にサンプル問題を解いてみて、全然できていない自分に驚きました。そこから試験日までは、必死に勉強をしたのを覚えています。

 

・実際に受験をしてみて、いかがでしたか。

 私の場合は会社で受験をしたのですが、インターネットの通信環境が悪く11問の読み込みに時間がかかってしまい、事前に計画していた時間配分通りには進められませんでした。ネット環境を整えたうえで、受験に挑むべきだったと思っています。ただ、問題に関しては、公認テキストブックの内容をしっかり理解していれば十分解ける難易度でした。問題文の文字数が多かったので少し焦る気持ちはありましたが、問題の内容自体は一度読めば自然と答えが分かるものだったので、問題なかったと思います。

 

・登録講習を受講してみて、いかがでしたか。

 合格後に再度学べるというシステムが良いと思います。今は合格したばかりなので知識が頭に入っている状態ですが、やはり時間が経つと日常で使わない知識は薄れてしまいますので、視聴期限や視聴回数の制限なしで講習動画が利用できるのはありがたいです。

 

・『外労士』を取得して、良かったことを教えてください。

 外国人雇用のプロフェッショナルとしての資格を取得したことで、弊社の外国人社員を安心させる材料にできたと思っています。また、今後新たに外国人材を雇用する際に、ビザの更新などの手続きや生活のサポートができますので、自信をもって外国人材を雇用できるという点で非常に良かったです。

 

・将来的に『外労士』をどのように活用していきたいですか。

 日本では多くの企業が外国人材を必要としています。また、海外には日本で働くことを希望されている方が沢山いらっしゃいます。現在弊社では弊社事業範囲内での雇用という点で『外労士』を活用しておりますが、将来的には現在の弊社の事業範囲に留まらず、その規模を拡大し、日本と外国を人材でつなぐ橋渡しのような活動をできれば良いと考えています。

 

・ありがとうございました。

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